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THE JAYWALK



昨年5月に新メンバーとしてボーカルの馬渕英将(32)とドラムの青木桃子(24)を迎え、ツインドラムスの7人編成で新たなスタートを切ったTHE JAYWALK。待望となる3年ぶりのニューアルバム『New Born Tears』は、現在のメンバーでの新曲を中心に、過去の代表曲リメイクや初期のバンドとの関わりも深かった故・柳ジョージのカバーも収録。タイトル通りに“新生”THE JAYWALKのルーツと未来が詰まった今作について、リーダーの知久光康(g)と馬渕の2人に語ってもらいました。

----今回の新作『New Born Tears』は、新メンバーを迎えて以降の初のアルバムとなります。

知久「昨年の5月から若いメンバーが入って、過去の曲を覚えてもらいながらやってきましたけど、早く馬渕くんのオリジナルにならないと、とずっと思ってきたので。今回の『New Born Tears』が作れたことで、ようやく新しいスタートが切れた感じです」

----やはりリード・ボーカルが若い馬渕さんに変わったことは大きな変化だったと思いますが。

知久「要するに主演俳優が変わったようなものなので、歌のストーリーなども新しくしていかないといけないですし。でも、この2年ほどは支えてくれた大勢のファンの方々にいかに報いるかばかりを考えてきたので、みなさんがよくご存じの曲(「何も言えなくて…夏」「RELAX」のリメイク)も収録することにしました」


----オリジナルが8曲にリメイクが2曲。そして、バンドの初期(80年代前半)には知久さん、田切さん(ds)、杉田さん(key)がバック・バンドを兼任していた故・柳ジョージさんのカバーが2曲収録されているのも、今回のアルバムの大きなポイントですね。


知久「そうですね。所属事務所やプロデューサーが同じだったという縁もあるんですが、この3人は柳ジョージ&レイニー・ウッドを観て一緒にバンドをやろうとなった仲でもあるので。今回のアルバムの発売日(10月10日)がちょうどジョーちゃん(柳ジョージ)の命日にもなるんですけど、馬渕くんが歌っても曲との相性も良かったし、カバーを2曲収録できて良かったですね」

----オリジナル曲も、馬渕さんの作曲でフェイスブックなども盛り込んだ知久さんの歌詞が今っぽいシチュエーションを描いた冒頭の「君の声が聞きたくて」をはじめとして、現在のメンバーならではの特徴が活かされた佳曲ぞろいになっています。

馬渕「結果的にいろんな方向性の曲が入った、多彩なアルバムに仕上がったと思います。4曲目に収録された「二十歳の君に」という曲は、柳ジョージさんの曲も手掛けられていた東海林良さんの歌詞が先にあって、それに曲を付けることで生まれた曲なんですけど。それがすごくメッセージ性の強い歌詞で、それに触発されてリーダー(知久)が作詞したアルバムのラストの「100年の旅」という曲は今までのTHE JAYWALKになかった雰囲気の曲になっていると思いますね」


----新体制を確立してからのバンドの雰囲気は、以前と比べるとどう変わりましたか?

知久「ファミリーのような感じになりましたね。いい意味で親戚一同が集まってわいわいがやがやしている時のような雰囲気に近いというか。オジさんはオジさんで集まって、若いのは若いので集まって話をしていて、たまに若いのの話が聞こえてきて今はそうなのかと気付かされたり。でも、僕たちが若い頃はジョーちゃんからこんな風に見えていたのかなと思わされたりと、いろんなことを考えさせられて面白いですね。もしかしたら今のTHE JAYWALKのライブに来て下さっている方たちも、そういう部分を楽しんでもらえてるのかもしれないですね」


----そして、12月には昨年に続いて今年もCHRISTMAS SPECIAL LIVEと題してのビルボードライブでライブが行われます。

馬渕「新しいアルバムの曲はもちろん、クリスマス曲のカバーにこれまでの代表曲をクリスマス向けにアレンジしたものを今年もやる予定なので、それらをどう上手く織り交ぜていけるかですね。そういえば、今回のアルバムに収録されている「何も言えなくて…夏」の僕が歌っているバージョンは、去年のクリスマスのビルボード公演のためにアレンジしたものが元になっていますね」

知久「ビルボードはお客さんも演奏する側もリラックスして気持ちよくできるし、いつもクリスマスの時期に来ているからかもしれないけど、華やかな気分になりますね。今年のライブも楽しみにしていて下さい!」

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