---「ピュア・プレジャー・フォー・ザ・ピアノ」を作成するきっかけは何でしたか?
2年前ニューオリンズに行った時に始めてエリスと会って、二人で話している時に突然僕が思いついたアイディアでした。唐突に、それもピアノのデュエットのレコーディングのプロポーザルなんて難しいだろうと思っていたのですが、即答で「GREAT IDEA!!」と言ってくれました。ただその後、東日本大震災への義援金、そしてハリケーンカトリーナから7年も経つのにまだ復興できてないニューオリンズへの義援金を募るためのアルバムにしたい!と提案したところ、再び「素晴らしい!」と即答してくれました。
---ずばり「エリス・マルサリス」とは?
「レジェンド」の一言です。彼の長男のブランフォードとはバークリー音大の時からの親友ですが、ブランフォードやウィントンの様な最先端のJAZZをクリエイトし続ける素晴らしい音楽家を育てた、正にジャズ界のドンです。ニューオリンズというとデキシーランドが出て来ます。確かにニューオリンズではデキシーというスタイルのJAZZのメッカですが、そのデキシーの全盛期においてエリスは既にモダンジャズを演奏していたそうです。常に一つ先を歩き続けている、真のアーティストです。
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