| 【「Manhattan Jazz Quintet」メンバー変更についてのお知らせ】 平素はビルボードライブをご愛顧下さいまして、誠にありがとうございます。 ビルボードライブ大阪で予定しております「Manhattan Jazz Quintet」の公演にて、原発事故の影響により、当初来日を予定しておりましたメンバーから変更を行うこととなりました。 メンバーの変更は以下のようになります。 ピアノ ：デビッド･マシューズ（David Matthews） トランペット：ウォルター・ホワイト（Walter White） サックス ：クリス・ハンター（Chris Hunter） べース ：ジョン・バー (Jon Burr) ドラムス ：ジミー・マディソン (Jimmy Madison) ウォルター・ホワイト：ビッグ・バンド界のリード・トランペットしてはＮＹ、アメリカはもちろん、ヨーロッパにおいてもその知名度は高くトップの地位を確立しています。マシューズ率いるマンハッタン・ジャズ・オーケストラ（ＭＪＯ）にも参加しており、数年前よりリードを務め、そのサウンドの分厚さ、ハイノートに関してはル―・ソロフも脱帽。メイナード・ファーガソン2世と称されている彼のサウンドは聴きごたえ一杯です。 クリス・ハンター：ギル・エバンス本人に見出されたプレイヤーで、ポスト・サンボーンとして高い評判を得たサックス・プレイヤー。エバンス・オーケストラでスタートし、ＮＹでは常にファースト・コールのミュージシャンとして活躍してきた彼は、何枚ものリーダー・アルバムを制作。ウォルター同様、今はＭＪOに欠かせないプレイヤーとしてもお馴染みです。アンディ・スニッツアーとは異なり、鋭角的でかつ深みのあるジャズ・プレイが魅力です。 ジョン・バー：マシューズがフランソワ以上に買っているベース・プレイヤー。これまでのレコーディング、ツアーは、スタン・ゲッツ、チェット・ベーカー、ハンク・ジョーンズ、アート・ファーマー、ローランド・ハナ、そしてトニー・ベネットなどの大物と共演しております。 ジミー・マディソン：ジャズ・フュージョンが台頭した70年代後半から80年代にかけてマシューズとはCTI時代を一緒に過ごした仲。彼はファンキー・ジャズからバップ・ジャズまでこなし、米ビレッジボイス誌では彼のことを「ジャズ界における隠れた逸材とはマディソンのことを言う」と称賛しています。日本ではエレクトリック・バード・レーベルのアルバムに多数参加しています。 尚、これらのメンバーは、マシューズ自身の言に依りますと、オリジナルのメンバーが躊躇していることを知り、日本のジャズ・ファンを元気づけるためなら行ってもいいよ、と声をかけてくれたミュージシャンたちですとのことです。「Manhattan Jazz Quintet」のサウンドはこの新しいメンバーによって、より深みを増し、味わい深いものになると確信しております。 ご迷惑をお掛けしますが、何卒、ご理解の上、ご了承の程宜しくお願い致します。  【デビッド･マシューズさんからメッセージが届きました】 こんにちは、MJQのデビッド･マシューズです。 夏に予定されている日本のツアーは約1年前から計画されていて、私達はとても楽しみにしていましたが、福島の原発事故評価がレベル７に上がり、来日予定であったほとんどのメンバーが来日する事に不安を感じキャンセルを申し出ました。 そこで先ず初めに、私はこのツアーをキャンセルしなければならない事を心配しましたが、メンバーのキャンセルを聞きつけたＮＹ中の素晴らしいミュージシャン達から連絡が入り、彼らは日本人を勇気づける為にぜひ私と一緒に来日したいとの話を受けました。 そして私は、今回メンバーを新たにMJQを結成しました。選び抜いたメンバーは過去に何年か私と一緒に仕事をしたことのあるミュージシャン達です。 MJQの27年間の歴史にもメンバーの入れ替わりがありましたが、これまでも最高のミュージシャンを選び、そして作曲は私のものなのでいつでもMJQの音楽は変わることなく続いています。 この新しいMJQも変わらずMJQであります。 新しいMJQはこれまで以上のメンバーとなりました。彼らはただファーストクラスのミュージシャンだけでなく、心あるミュージシャン達です。 MJQは日本を愛していて、私たちは皆さんと一つであることを、ショーを通して伝えたく、そして日本の復興を願い手助けをするためにも来日にします。 私と新たなMJQメンバー一同この夏みなさんにお会い出来る事を楽しみにしています。 敬具、 デビッド･マシューズ |
