ビルボードライブスタイル

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Eddi Reader


あなたのショウを3文字で表すとしたら?

BIG, LOVING , EXPERIENCE

最近インスパイアされたことは?またははまっていることは?

Everything!お風呂に入って夜更かしすること。それから、Diageoっていう大企業と戦うこと!彼らはKilmarnockのJohnny Walkerのウィスキー工場を廃業に追い込もうとしているの!もしそんなことになったら800人の廃業者が出てしまい、町が死んでしまう。大企業には心が必要よね。ビジネスマン達は自分の儲けより人間の人生を優先するべきだわ!お金を儲けるってことが悪いことだとは思わないけど、儲けるための善悪の境目はある。私のmyspaceに「日本でJohnny WalkerとKilmarnockがちょっと危ない人から命を救ってくれた!」っていうブログを書いたからもしよかったら読んでみてね。

今まで見た中で一番良かったショウ、アーティストは誰?何故?

Glasgow Barrowlandで観たBob Dylan。2000人位のキャパシティの会場で彼のショウを観ることが出来て、とってもラッキーだったわ。彼は本当に素晴らしくて、大きなドームだと非人間的で冷たい感じがするから小さい場所でやりたいと押し通したのよ。彼こそ本物だわ!あと昨年Edinburghで観たTom Waitsも言葉で表せないほど良かった。でも私の中で一番特別だったのは83年か84年にロンドンでElla FitzgeraldとNelson Riddle Orchestraを観たこと。チケットが200ポンドもしたんだけど、二人ともその後すぐ亡くなってしまったからあんな体験ができて本当に幸運だったと思うわ。

日本のアーティスト、ミュージシャン、監督、作家などで好きな人はいますか?

日本のホラー映画は最高ね!『呪怨』とか。日本人が作るホラーストーリーは天下一品よ。オノ・ヨーコも大好き。彼女はジョンを彼自身から救って、ある意味人間味を持たせていたと思う。あと50年代に活躍していた女性シンガーで、もう亡くなってしまったと思うけど…Judy Garlandが歌うような曲を歌っていた人。日本のElla Fitzgeraldみたいな感じかしら?名前は忘れてしまったけど、彼女のことが大好きで、会えるものなら会いたかったわ。彼女の歌声は大好きよ!それと中村俊輔は大、大、大好き!彼はこないだまで私の地元のCelticでプレイしていたんだけど、あの足さばきは神業ね!

この場でプレイリストを作るとしたら、どの5曲を選ぶ?

うわー、選ぶのが難しすぎるけど、この曲は絶対入れるわ…
Louis Armstrong / 「What a Wonderful World」か「Dinah」のyoutube バージョン
Elvis Presley / 「A Big Hunk Of Love」か「Such A Night」
Dickie Valentine / 「A Blossom Fell」
Aretha Franklin / 「Respect」
Billy Holiday / 「I’ll Never Be The Same」
Midlake / 「Bandits」
Al Green / 「How Can You Mend A Broken Heart」
Sinead O’Connor/ 「I Dreamt I Dwelt In Marble Halls」
Nick Drakeの曲だったらなんでも!
まだ沢山あるんだけど…、その時の気分によっても違うし。 5曲だけしか選べないなんてフェアじゃないわ!

ビルボードライブ・ツアーで期待できること。日本のファンへのメッセージ。

私が新旧色々な歌を歌い、バンドのボーイズが最高のプレイをする、笑いあり涙ありのスペシャルなショウになるわよ!日本で私を見に来たことがある人達と私のアルバムを買ってくれた皆さんに心の底から感謝してるわ。自分がどんなに恵まれているかわからないほど馬鹿じゃないわ。だから私と私の家族は貴方達の応援に感謝しているし、誇るべきことだと思っているの。また日本の美しい地で歌うのが待ちきれないわ!

8月19日リリースのニューアルバム『Love Is The Way』を語る

まず最初に言いたいのは、このアルバムに収録されている曲はすべて誇りに思えるものだということ。野良猫が集まる路地裏のスタジオでレコーディングしたんだけど、とてもアットホームでほんとに家みたいな感じだった。元々The Blue NileやBelle & Sebastianが使用していたリハーサルスペースなの。所有者のMark FreegardはLAやロンドンでエンジニアやプロデューサーをしていて、Pixies、Madder Rose、Mansonとかとレコーディングをしてる人なの。彼はグラスゴー出身の女の子と恋に落ちてグラスゴーに引っ越し、子供もいるのよ。でも残念ながら奥さんは若いうちに他界してしまって…6歳の息子の面倒をみながら、この場所に情熱を注いでるの。初めて足を踏み入れた時には、まさかこんな場所でレコーディングするとは思ってなかったわ。だってあまりにも小さくて、電車の線路が見える開けっぱなしの窓があるんだから!でも一時間ぐらいマイクを試したりしていたら、とても温もりのある音がすることに気付いて、電車の音もまったく気にならなくなったわ。

元々このセッションは私の古い音源を入れたコンピレーション用のものだったの。そのアルバムに入れる新曲を何曲かレコーディングしようと思っていて。でも最初の2日間で10曲も出来上がって、どの曲も温かくリアルに仕上がったから新譜を作ることにしたの。

ヴォーカル、アコーディオン(Alan Kelly)、ギター&パーカッション(Stephen Douglas)、ピアノ(Roddy Hart)のレコーディングがある程度完成したら、カナダの友人Teddy Boroweickiに出来上がった音を聴いてもらい、その上に好きに音を乗せてもらった。彼のテイストは完璧に信用しているの。彼はやっぱり素晴らしいベースアコーディオンとピアノのパートを入れたものを送り返してくれたわ!さらにTeddyはストリングスのアレンジメントもキーボードで作ってくれて、後から本物のストリングス隊にそれを演奏してもらったの。そしてMarkが一週間ミキシングして曲順を決めたわ。 私の人生において自分の過去の物語を振り返る時だと感じていたから、このアルバムに収録されている曲はすべてその物語を代弁してくれているの。音楽的にもワルツ、ロマンス、リズミックなアクースティックグルーヴ、そしてアコースティックな楽器など自分の好きなテーマを再探索した、私の最高傑作よ。

本人による楽曲解説

M1「Dragonflies」
ヴォーカルとチェロのみで作られてて、まるで子守唄のような曲よ!

M3「New York City」
歌詞が映画のようにドラマチックで、ヴァイオリンやチェロを一番必要としていていたから、作るのが最もエキサイティングだったわ!

M7「Never Going Back」
Fleetwood Macのこの曲をカバーしたのは、彼らのアルバム『Rumours』が私の人生に強い影響を与えてくれたから。私がKilmarnockを離れた時、父に駅まで送ってもらいLondon行きの夜行列車に乗ったの。工場やそこでの生活に別れを告げて、私はプロの歌手になる道を歩み始めたわ。この曲を通じて、その物語を伝えたかったの。

M11「Roses」
アルバムのバランスを考えるともう一曲なにか明るい感じのものが必要だと感じていたの。遅すぎるって言われたけど、直感を信じたかったし、後悔したくなかったから、アルバムの最終マスターをリコールしてもらってこの曲を足したの。少量しかプレスできなかったんだけど、UKツアーには間に合ってCDは完売したわ。でも良く考えたら、急ぎ過ぎてしまった感が否めなくて…全く違うバージョンの「Roses」をJohn McCuskerにシタールと笛を、Heidi Talbotにコーラスをお願いして、再びレコーディングしたの。そのバージョンは凄い気に入って、もう一度アルバムをマスターしたわ。


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